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皆さんこんにちは!
株式会社新潟リネン、更新担当の中西です。
~クリーニング活用術~
「家で洗う? お店に出す?」——迷ったら素材・汚れ・洗濯表示の三拍子で判断すれば失敗しません。ここでは初めての方にも分かりやすく、持ち込み前のコツ→依頼の仕方→戻ってからのケアまでをまとめます。
洗濯桶に✕:基本は**ドライ or ウェット(特殊水洗い)**向き。
P・Fマーク:ドライ溶剤の指定。P>Fで溶剤の強さが違うイメージ。
アイロン記号:点の数=温度。スチーム可否もチェック。
タンブラー乾燥✕:縮み・型崩れの原因。お店で成形仕上げが安心。
迷ったらタグの写真を撮って持参。カウンターで最適なコースが決まります。
油脂・皮脂:放置で酸化黄ばみに。早出しが勝ち。
タンパク(血液・乳製品):熱で固着。こすらず冷水軽く押さえ
色素(ワイン・カレー):漂白系の見極めが必要。自己流の重ね処理は悪化。
泥・粉塵:先に乾かしてはたく→繊維奥の水路を塞がない。
応急処置は“押さえて止める”まで。 強くこすると摩擦ムラ・色泣きの原因に。
ウール/カシミヤ:縮み・毛羽乱れを防ぐドライ+立体仕上げ
シルク:色移り・輪ジミになりやすい。部分水分は厳禁。
ダウン/中綿:保温層の偏りを復元。撥水再加工で性能キープ
麻/レーヨン:シワ・寸法変化が出やすい。プロの成形プレスで整える。
スーツ/礼服:テカリ・膝抜けを蒸気成形でリセット。防虫対策も。
汚れの種類と場所(いつ・何が)
希望(におい控えめ/撥水したい/折り目シャープ 等)
急ぎ度合い(通常/特急)
→ これだけで前処理(シミ抜き)の精度が上がり、仕上がりがグッと安定します。
スタンダード仕上げ:日常使いに◎
デラックス/手仕上げ:形・光沢・保存性重視の一張羅に
ウェットクリーニング:水でしか落ちない汚れを型崩れ最小で。
加工オプション:撥水・防虫・折り目・抗菌防臭・花粉ガード
ビニール袋は外す:湿気こもり=変色・カビの元。
肩幅合ったハンガー&前を軽く留める:型崩れ防止。
光と圧を避ける:色褪せ・テカリは光&圧で進む。
シーズン保管:高温多湿回避。防虫剤は同種類を一つ(混用NG)。
Q. テカり(シャイン)戻せる?
A. 蒸気+ブラッシング+プレスで目立ちにくくできますが、摩耗が深いと限界あり。
Q. 取れなかったシミと言われた…
A. 染色や素材変性が起きている場合はリスク説明→段階処理が基本。無理はしないのが衣類を守る近道。
Q. どの頻度で出す?
A. スーツは着用5〜10回目安。皮脂が芯地に入る前がベスト。
[ ] タグ写真/汚れの位置メモ
[ ] ボタン欠け・ほつれの有無
[ ] 追加オプション(撥水/折り目 など)
[ ] 仕上がり希望日・時間
[ ] 保管スペース(戻り後のハンガー・カバー)
“早めに・正しく伝えて・保管で守る”。
この三步で、いつもの服が長く・美しく・ラクに着られます。次の休みはタグの写真を持って、気軽にご相談ください。
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