-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
株式会社新潟リネン、更新担当の中西です。
~“選ばれるクリーニング”~
人手不足・光熱費高騰・多様な素材。勝ち筋は標準化(A4)×前処理の精度×溶剤管理×見える化です。ここではオーナー・工場長向けに、受付→選別→洗浄→仕上げ→お渡しの要点を実装レベルでまとめます。
受付SOP:タグ写真→検品→リスク説明→同意→納期確定(破れ・色移り・加水リスクのピクト表示付き)。
選別SOP:色・素材・装飾品・汚れレベルでカゴ分け。
前処理SOP:油性/水性/タンパク/色素の薬剤チャートとテストパッチ🧪
仕上げSOP:品種別温度・圧力・秒数(Yシャツ、ウール、シルク、合繊 等)。
スポッティング三段構え:油性→水性→漂白(還元/酸化)※順番厳守
温度と時間:低温長時間<中温短時間で生地負担を下げる。
機械依存を減らす:ブラシ圧×拡散は“最小”を合言葉に。
記録:シミ別に処方コードを残し、再来時の精度UP。
ドライ(石油系/シリコーン系):油性汚れ・型崩れ防止が得意。蒸留・フィルタの管理で臭い/再汚染をゼロへ。
ウェット(特殊水洗い):水性汚れ・汗・生活臭に強い。縮み・色泣きは機械プロファイル×張力制御×仕上げ成形で抑制。
ハイブリッド運用:ドライ→部分ウェットなど、工程ミックスで落ちと風合いの両立。
溶剤:毎回蒸留/濾過材交換周期/酸価・濁度の閾値管理。
水:硬度と導電率を週次チェック。最終リンスは軟水寄りで肌当たりUP。
空気:ミスト・リントの集塵、乾燥機のダクト清掃で火災リスク低減🧯
Yシャツ:前立て・袖山・襟腰の順にテンポ一定。のり濃度は季節で微調整。
ウール:蒸気→冷風ホールドでテカり回避。
合繊:低温・短時間。光沢出し過ぎはクレーム種。
検品:黒背景×拡散光で毛羽・テカり・糸引きを最終確認。
バーコード/QRで受付→前処理→洗浄→仕上げ→包装→出荷を一本化。
写真台帳:受付時・前処理前後のBefore/Afterを顧客アプリで共有。
ロスト対策:ハンガールートの色分け+搬出カウントで迷子ゼロ。
三段話法:「現状→できること→リスク」
オプション提案:撥水/折り目/保管は目的ベースで(雨が多い・長期保管 等)。
価格の透明化:標準/手仕上げ/特殊処理の境界を写真と事例で提示。
納期の一元表示:受注日の**○時までで翌営業日**など、カレンダー化。
Day1–7:安全(薬剤/火気)・素材識別・タグ読み
Day8–30:前処理の基礎(スポッティング)・機械プロファイル
Day31–60:仕上げ実技(Yシャツ・ウール・シルク)とクレーム対応
Day61–90:ラインリーダー体験・8D是正(原因→対策→検証)
溶剤回収・熱回収で光熱費↓
再利用可能ハンガー・不織布から紙へ
保管サービス(シーズンオフ)で客単価+在庫平準化
抗菌・花粉・撥水など地域ニーズに合わせたメニュー設計
Day1–7:受付/前処理/仕上げのA4 SOP掲示・価格表の再整備
Day8–14:溶剤・水の定点測定開始/バーコード導入
Day15–21:写真台帳→顧客アプリ連携/納期カレンダー運用
Day22–30:KPIダッシュボード(再処理率・納期遵守・クレーム率)公開
再処理率/納期遵守率/一次合格率
溶剤酸価・濁度/水硬度
エネルギー原単位(kWh/点)
ロスト件数/写真台帳添付率
客単価/リピート率/レビュー★
“選ばれる店”は、前処理の精度×溶剤・水の管理×仕上げの一貫性×DXの透明性で信頼を積み上げます。
今日からA4標準と測定・記録を回し、同じ良さを速くお届けしましょう。🧼📈🤝
![]()
皆さんこんにちは!
株式会社新潟リネン、更新担当の中西です。
~クリーニング活用術~
「家で洗う? お店に出す?」——迷ったら素材・汚れ・洗濯表示の三拍子で判断すれば失敗しません。ここでは初めての方にも分かりやすく、持ち込み前のコツ→依頼の仕方→戻ってからのケアまでをまとめます。
洗濯桶に✕:基本は**ドライ or ウェット(特殊水洗い)**向き。
P・Fマーク:ドライ溶剤の指定。P>Fで溶剤の強さが違うイメージ。
アイロン記号:点の数=温度。スチーム可否もチェック。
タンブラー乾燥✕:縮み・型崩れの原因。お店で成形仕上げが安心。
迷ったらタグの写真を撮って持参。カウンターで最適なコースが決まります。
油脂・皮脂:放置で酸化黄ばみに。早出しが勝ち。
タンパク(血液・乳製品):熱で固着。こすらず冷水軽く押さえ
色素(ワイン・カレー):漂白系の見極めが必要。自己流の重ね処理は悪化。
泥・粉塵:先に乾かしてはたく→繊維奥の水路を塞がない。
応急処置は“押さえて止める”まで。 強くこすると摩擦ムラ・色泣きの原因に。
ウール/カシミヤ:縮み・毛羽乱れを防ぐドライ+立体仕上げ
シルク:色移り・輪ジミになりやすい。部分水分は厳禁。
ダウン/中綿:保温層の偏りを復元。撥水再加工で性能キープ
麻/レーヨン:シワ・寸法変化が出やすい。プロの成形プレスで整える。
スーツ/礼服:テカリ・膝抜けを蒸気成形でリセット。防虫対策も。
汚れの種類と場所(いつ・何が)
希望(におい控えめ/撥水したい/折り目シャープ 等)
急ぎ度合い(通常/特急)
→ これだけで前処理(シミ抜き)の精度が上がり、仕上がりがグッと安定します。
スタンダード仕上げ:日常使いに◎
デラックス/手仕上げ:形・光沢・保存性重視の一張羅に
ウェットクリーニング:水でしか落ちない汚れを型崩れ最小で。
加工オプション:撥水・防虫・折り目・抗菌防臭・花粉ガード
ビニール袋は外す:湿気こもり=変色・カビの元。
肩幅合ったハンガー&前を軽く留める:型崩れ防止。
光と圧を避ける:色褪せ・テカリは光&圧で進む。
シーズン保管:高温多湿回避。防虫剤は同種類を一つ(混用NG)。
Q. テカり(シャイン)戻せる?
A. 蒸気+ブラッシング+プレスで目立ちにくくできますが、摩耗が深いと限界あり。
Q. 取れなかったシミと言われた…
A. 染色や素材変性が起きている場合はリスク説明→段階処理が基本。無理はしないのが衣類を守る近道。
Q. どの頻度で出す?
A. スーツは着用5〜10回目安。皮脂が芯地に入る前がベスト。
[ ] タグ写真/汚れの位置メモ
[ ] ボタン欠け・ほつれの有無
[ ] 追加オプション(撥水/折り目 など)
[ ] 仕上がり希望日・時間
[ ] 保管スペース(戻り後のハンガー・カバー)
“早めに・正しく伝えて・保管で守る”。
この三步で、いつもの服が長く・美しく・ラクに着られます。次の休みはタグの写真を持って、気軽にご相談ください。
![]()