オフィシャルブログ

第12回クリーニング雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社新潟リネン、更新担当の中西です。

 

クリーニング業は、顧客の大切な衣類を預かり、専門的な処理を行う業種です。そのため、万が一のトラブルに備えるための保険加入は不可欠です。損害発生時の補償だけでなく、顧客との信頼構築や法的リスク回避にもつながります。


なぜクリーニング業に保険が必要なのか?

クリーニング業特有のリスク

  • 衣類の変色・縮み・破れなどの損傷

  • 顧客への返却ミスや紛失

  • 店舗・工場内での事故や火災

  • 配送・宅配中のトラブル

  • 作業員のケガ・事故

これらのトラブルにより損害賠償請求を受けることもあり、未加入の場合は事業継続が困難になるケースもあります。


加入すべき主な保険の種類

1. クリーニング事故賠償責任保険

補償内容:

  • 顧客の衣類が破損・紛失・変色した際の損害賠償を補償

対象事例:

  • ウールのスーツが縮んだ

  • ドライクリーニングで色落ちした

  • 顧客の衣類を別の人に返却

ポイント:

  • 日本クリーニング生産性協議会などで加入可能

  • 「クリーニング事故賠償基準」に基づいて補償


2. 施設賠償責任保険

補償内容:

  • 店舗や工場内で発生した事故による第三者への損害

対象事例:

  • 店内で顧客が転倒してケガ

  • 店舗設備の不備で火災発生


3. 動産総合保険/機械保険

補償内容:

  • 機械の故障、火災、盗難などで設備が損害を受けた場合

対象設備:

  • 洗濯機、乾燥機、アイロン、仕分け機器など


4. 業務災害保険・労災上乗せ保険

補償内容:

  • 作業員が作業中にケガや病気になった場合の補償

メリット:

  • 通常の労災よりも広範囲で補償が受けられる

  • 小規模店舗の個人事業者にも安心


保険を選ぶ際のチェックポイント

✅ 補償内容と除外事項をよく確認

  • 変色や縮みなど、どの事故がカバーされているか明記されているか

✅ 免責金額の有無

  • 自己負担額がどれくらいあるかを事前確認

✅ 保険金支払いまでの流れと期間

  • トラブル時にスムーズな対応が受けられるか

✅ 団体保険制度の活用

  • 全国クリーニング生活衛生同業組合などの団体加入で安価に保険加入可能


顧客への信頼アピールにも効果的

「当社はクリーニング事故賠償保険に加入しております」と店頭やWebサイトに表示することで、顧客に安心感を与えることができます。特に高級衣類を預ける顧客にとっては、安心材料=選ばれる理由になります。


保険はトラブル時の「盾」、平時の「信頼資産」

クリーニング業における保険は、単なるリスク回避策にとどまらず、顧客と長期的な関係を築くための信頼構築のツールでもあります。事故は予期せぬタイミングで起こりますが、備えがある業者だけが継続的な事業運営を実現できます。

 

株式会社新潟リネンでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用で最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧のうえ、ご応募ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

お問い合わせはこちらから!

 

apple-touch-icon.png