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皆さんこんにちは!
株式会社新潟リネン、更新担当の中西です。
~「プロが選ぶ素材別お手入れ術」~
衣類は素材によって性質が全く違うため、
最適なケアも変わります。
しかし多くの方は
「洗濯タグはよく分からない…」
「ウールも綿も同じ洗い方でいいの?」
と疑問を持つことが少なくありません。
そこで今回は、
クリーニング職人が“実際に気をつけていること”をベースに
素材別の注意点・失敗しない洗い方・クリーニングに出す基準などを
3000字以上で詳しく解説します✨
目次
ウールは“水を吸って縮む”ため家庭洗濯が最も難しい素材。
特徴
フェルト化しやすい
摩擦に弱い
温度変化に弱い
形が崩れやすい
家庭洗濯で失敗するほとんどが「縮み」。
ドライ洗浄で油性汚れを取る
水に浸けない
低温スチームで形を整える
ニットは平干しで乾燥
高級素材の代表。
柔らかさと艶を保つには専門技術が必要。
水に弱い
摩擦で毛玉ができやすい
熱で風合いが失われる
低温の立体プレス
毛並みのコーミング
専用溶剤で優しく洗う
カシミヤは「年間に1〜2回クリーニング」が理想です。
家庭洗濯で最もトラブルが多い衣類のひとつ。
羽毛がよれる
乾かずに臭う
襟・袖口の皮脂汚れが残る
羽毛を潰さない脱水
静止乾燥でふっくら復元
部分洗浄で皮脂を除去
ダウンは“乾燥技術”が命。
繊細で美しいが、とても扱いが難しい。
水で硬化する
摩擦に弱い
光で黄ばむ
完全ドライ洗浄
低温プレス
防虫・防湿処理
シルクこそプロのクリーニングが必須。
綿は扱いやすいが
シワが残りやすい
黄ばみやすい
という特徴があります。
高温スチームでシワを伸ばす
汗染みは前処理で除去
シャキッとした仕上げ
ワイシャツの“パリッと感”はクリーニングならでは✨
ウール・シルク・カシミヤ・ダウンなどは迷わず出すべき。
家洗いでは落としづらい。
スーツ・ジャケットはプロのプレスが必要。
定期的なメンテナンスが寿命を伸ばす。
クリーニングは“服の手術・メンテナンス”。
短期的には費用がかかりますが、
服の寿命が2倍・3倍に伸びれば、
十分に価値があります✨
一点一点の検品
素材を見極める目
汚れの原因を判断する技術
事故を防ぐための慎重な工程
丁寧な仕上げ
お客様との信頼関係
“服を預けていただく責任”を強く感じています。
クリーニングはただの洗濯ではありません。
素材を守り、衣類の寿命を最大化するための専門技術。
素材別の最適洗浄
丁寧な仕上げ
シミ抜き
立体プレス
専門溶剤
乾燥技術
このすべてが、服を美しく保つために欠かせないプロの仕事です✨
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